鉄道マンの裏話実録!

某鉄道会社での出来事を面白おかしくお伝えします。辞めた今だからこそ書ける裏話や人事をしていた時の裏話までこっそりとお話ししちゃいます。

鉄道会社の待遇と労働環境について

 

はーい、皆さんお久しぶりです。

大変ながらくお待たせいたしました。

(待ってないとかいうのはやめてね)

 

今日はこちら!

 

鉄道会社の待遇と労働環境について

 

ではまず鉄道会社の待遇について書いていくね。

 

鉄道会社の給料に関しては、以前の記事でも書かせてもらったけど、

けして高給取りではない。

具体的な金額は会社によっても異なるけど、

おおむね関東近郊の大手鉄道会社の場合で、

40歳で30万+α

50歳で35万+α

といたって普通な感じ。

 

上記はおおよその月給(最低限の出世をした場合)で

これに年2回程度のボーナスが支給される。

ボーナスは夏と冬の2回、夏季手当と年末手当が支給される。

 

会社によっても異なるが、

大体年間トータルで4~6か月分支給されると思ってくれていればよいかな。

 

ちなみに各月の給料の+αについてだが、

役職に応じた手当(助役・管理者手当)

夜間に仕事をした場合の手当(夜間手当)

残業時間に対する手当(時間外労働手当)

運転士や車掌がもらえる手当(乗務手当)

保線や信号、電力など屋外作業に出る手当(作業手当)

家族がいる場合の手当(扶養手当)

などがあげられる。

 

ちなみにだが、役職の手当は会社によっても異なるが、

基本的に助役以上(各勤務箇所の管理者)で3~5万程度

 

上記の金額はあくまでも総支給額であって

実際の手取りの給料に関してはこれよりもさらに下がる。

 

ちなみに大手私鉄に勤続3年目の私の友人25歳の場合だと

総支給25万で実際の手取りは、

 

なんと・・・18万円

 

単純に年収にすると

(18万✕12か月)+(18万✕6か月分のボーナス)

324万円

 

日本の平均年収が422万(平成28年度)

これは総支給額なので単純に0.8をかけておおよその手取り額を算出すると

422万✕0.8=337.6万

 

と一応勤続3年ほど経つと平均年収ほどはもらえるようだ。

 

ちなみに日本の正社員の平均年収は513.8万円

 

この金額をもらえるのは果たして何年くらい勤めればよいのかというと

詳しい計算方法はここでは割愛させてもらうが、

おおよそ34歳である。

 

つまり結婚して子供が生まれる頃には正社員の平均年収くらいはもらえるようだ。

 

月の手取り額は高くはないが年に2回のボーナス合わせて

手取り100万円ほどもらえると考えると案外悪くはないのかもしれない。

 

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ちなみに夜間手当や乗務手当、作業手当などは管理者や本社に行くと

もちろんもらえなくなるので、

あえて自ら出世の道を閉ざす人が多い。

 

鉄道会社はホワイトまったり安定した給料といったイメージがあると思うが、

管理者や本社に行くとそういったことはなく、

サービス残業が横行しているそうだ。

 

また定時退社なんてもってのほかだし、

何か異常が発生した際の責任なども問われ非常にやっかいである。

 

もちろん大事故を発生させ乗客や社員に死傷者を出してしまえば

責任を問われてしばらく檻のなかで過ごす羽目にもなりかねないしね。

 

 

あとは福利厚生面について書いていく。

 

福利厚生で気になるのは自社線のパスだろう。

一般的に職務乗車証というものが各社員に貸与され

自分の会社管内においては電車に乗り放題である。

 

もちろん新幹線や特急列車などに乗る際には別途運賃がかかるが

沿線に出かける際に電車を使えばお金がかからないというメリットがある。

 

某東の鉄道会社だと家族も新幹線が半額になる(別途条件あり)

某関東私鉄の場合だと、家族にも乗り放題の定期が支給されるそうだ。

 

まあ電車の運賃と微々たるものだが、お金を気にせず出かけられるのは

精神衛生上非常に楽である。

 

あとは、住居について。

 

大手私鉄の場合だと会社が所有する社宅に入ることができる。

 

2DK程度の一般的なアパートで月2万円程度(住む場所にもよるが)と

住居費が低く抑えられるのは手取りが少なくてもやっていける1つの理由である。

まあ私は入居したことがないが聞く話によると、

同じ棟に面倒くさい先輩や上司がいたりするとなにかとトラブルがあったり

問題が発生することもあるそうだが

この家賃だからみんな文句が言えないそうだ・・・。

 

ちなみに会社員なら1000万円の大台を稼ぎたい!

という目標があると思うが結論から話すとこれはちょっと厳しいかもしれない。

 

だって考えてごらん?

駅員や車掌、運転士が1000万も稼げると思う?

一般のお客さんからしたら、あいつらにそんな高い給料を払うんだったら

もっと運賃を安くしろ!

って言われかねないじゃん?

 

鉄道会社で1000万円を稼げる人はほんの一握りであって

駅長や各職場に現場長クラスの人や、

本社やなどの部長クラスにならないと稼ぐことはできないいんだ。

 

たいていの人は現場で終わることを考えると

700~800万円程度で頭打ちとなってしまう。

 

まあはっきり言ってつぶれることはまずないし、

(日本という国はインフラや大きな会社は赤字で潰れそうになっても国が助けてくれる)

金持ちになることをあきらめて、人並の普通の人生を歩めればいいや

って思っている人にはもってこいの会社だと思うんんだ。

 

また、駅や乗務員の離職率は非常に低いが

保線や信号といった設備の仕事だと数年で辞めていく人も意外と多い。

 

というわけで長くなってきたので今日のところはこのくらいにしておこう。

 

次回は労働環境について書いていくのでお楽しみに!