鉄道マンの裏話実録!

某鉄道会社での出来事を面白おかしくお伝えします。辞めた今だからこそ書ける裏話や人事をしていた時の裏話までこっそりとお話ししちゃいます。

人生のレール交換

 

はーいにゃおっす!

 

とういわけでどうです?

みなさんの人生は!?

敷かれたレールの上を歩んでる面白くもない人生を歩んでいるのかい?

 

僕はと言うと、

敷かれはしなかったものの

毎日レールの上を歩いています!

(まあ正確にいうとレールの上じゃなくて、歩いているのはレールとレールの間で専門用語では軌間と言ってその幅には標準軌狭軌があっtt。。。)

 

コネや縁故だったり家の関係だったりで敷かれたレールに乗せられた人生を送っている人は面白くもない人生かもしれなけど、

かといって、来る日も来る日も同じ線路の上を歩く仕事が楽しいかといえばどうだろうか?

 

はい、楽しくないです!!!

 

まあそんなこんなで敷かれたレールが嫌ならば交換するしかない!

そうだ、交換しよう!(テレビ東〇の番組ではない)

 

まあきっとそんな簡単に交換できたらとっくにしてるよね?

話を本題に戻すけど、実際のレール交換ってのもすぐにはできないんだ。

 

”敷かれた”レールなんて簡単に言うけど公園にブルーシートを敷いたり、布団を敷いたりするみたいに簡単なことじゃないんだ。

まあそんな私は布団を敷くのも面倒くさいようなダメ人間なんですが・・・笑

 

と言うわけで、レールを交換するには準備が必要なんだ。

 

そもそも何で一度敷いたレールを交換するの?

どこを交換するかはどうって決めるの?

などなど疑問があるだろう。

 

レールってのはぶっちゃけ折れるまで使えるんだ。

正確に言うと折れても使えるんだけど・・・

 

ただ折れたレールの上を列車が走るのはなんか不安だし、レールが折れると自動的に信号機も赤になる。

(赤になる理由とかはまた別の機会に)

 

だからレールをこれ以上使ったら折れるかもしれない!

ってなったら交換するんだけど、どうやって判断してるんだろ?

 

基本的には2つの方法で管理している。

 

1つ目が通過トン数による管理

2つ目がレールにできる傷による管理

 

通過トン数っていうのは、そのレールの上をどれだけの重さが通過したかってことによる管理なんだ。

レールの種類によっても異なるんだけど、だいたい5~10億トンくらいが目安だと思ってくれればいいかな。

みなさんが普段乗ってる線路はどのくらいで交換しているかは是非計算してみてね。

(だいたい車両1両が30tくらいで10両編成だとして一日に走る本数が200本だとして1年だと30×10×200=60000トン)

 

レールにできる傷っていうのは継目だったり、橋だったりカーブだったりと様々な理由で少しずつ小さな傷ができてくるんだ。

その傷が毎日毎日少しずつコツコツ成長していって、

どんどん大きくなっていくとある日

「プツンっ」

て折れちゃうんだよね。

 

だからある一定の大きさに傷が成長したらそろそろ交換しましょうねーって交換しているんだ。

 

ちなみにレール交換ってのはすごく大変な作業なんだ。

 

男の子なら小さいときにプラレールとかやったことがあるかもしれないけど

あんな風に簡単に線路が敷けたらどれだけ楽なのか!

 

レールってどのくらいの重さがするか知ってるかな?

一般的な線路で使われているレールの重さは1mあたり60キロあるんだ。

でレール1本の長さは基本的に25mあるから・・・

60m×25m=1500キロ(^◇^)

 

それだけ聞いてもレール交換がどれだけ大変か分かるよね?

むしろ分かってくれないと困る!!!

 

 

だから線路のレールも人生のレールも交換するのはすごく大変ってこと。

でも交換すればその日から新しい日々が始まるってこと。

 

さあ、毎日死んだ魚みたいな目をして痛勤しているあなた!

いっそ人生のレール交換をして一緒に線路のレール交換もやってみませんか?笑

 

 

では今日のところはこのへんで・・・

ばいにゃぴー。